Otoyadiary

語学の話題がうっすら多めの日記

小学生向けの客家語教科書を1冊読んだ

臺灣教育研究資訊網*1という台湾政府が発表した様々な論文や法令や出版物などが公開されているサイトで、客家語各方言の教科書も公開されているのを見つけた。分冊版になっており、各方言それぞれ9冊ずつ存在している。

ためしに第1冊*2をダウンロードして勉強してみた。

《部編版客家語分級教材第一冊學生用書(四縣腔)》
部編版客家語分級教材第一冊學生用書(四縣腔)

表紙の雰囲気からしても中身の文章の内容からしても、おそらく小学校低学年向けの教科書だと思う。台湾では小学1年生から本土語文*3の授業があるので、おそらくそこで使われる、または使われていた教科書なのだと思う。

第1冊についていえば、全10章で構成されており、それぞれの章は短めの文章と、それに関連するグループワークの教材で成り立っていた。非常に簡単で、それなりに丁寧に勉強したつもりだけれど、2時間ほどで読みおえてしまった。

それでも、溜滑梯(滑り台を滑る)、吊晃槓(ブランコを漕ぐ)などの、案外抜けていた単語を勉強することができて良かった。引き続き第二冊を勉強する。

*1:國家教育研究院「臺灣教育研究資訊網」

*2:國家教育研究院(2012)《部編版客家語分級教材第一冊學生用書(四縣腔)》教育部

*3:以前は「郷土言語」と呼ばれていた。