クルド語にはペルシア語と同じようにエザーフェが存在する。エザーフェというのは、雑に言えば名詞と形容詞、あるいは名詞と名詞などを繋ぐ働きをする接辞で、「日本の選挙」と言う場合の「の」に近い。雑に言えば。 一方、クルド語にはペルシア語と違い、名…
読み終えたら報告するシリーズ。4冊目の教科書の読了から1ヶ月弱かかってしまったけれど、5冊目の客家語の教科書*1を無事に読み終えた。 《部編版客家語分級教材第五冊學生用書(四縣腔)》 今までの教科書も比較的そうだったが、今回も客家の文化や年中行事…
以前の記事でも書いていたけれど、客家語の基礎的な勉強には《大學初級客語》*1と『客家語入門[改訂版]』*2の2冊を使用していた。今はそれらの本は一通り終えて、國家教育研究院が発行している児童、生徒向けの教科書を読んでいく傍ら、客語認證の初級の単…
otoyadiary.hatenablog.com 先日の日記でTOCFL Band Bを受験してきた話を書いたのだけれど、公式ウェブサイト*1で試験結果が閲覧できるようになっていた。結果は聴解は進階級 (Level 3)、読解は高階級 (Level 4)で総合成績は高階級 (Level 4)。聴解より読解…
アメリカの小説家、ジャック・ロンドンの『白い牙』の客家語版が出版されたとの発表があった。 www.hakka.gov.tw 私の知っている限りでは外国語文学の客家語への翻訳はサン・テグジュペリの『星の王子さま』*1、ヘミングウェイの『老人と海』*2に続いて3作目…
基本的に私が語学をやる目的というのは、大きくふたつある。ひとつはその言語の構造(統語的なものだったり、形態的なものだったり、音韻的なものだったり)を理解したいという、言語そのものに対する興味。もうひとつはその言語の話者によって書かれた文章…
上野まで行って展覧会を二会場はしごした。はじめに訪れたのは東京藝術大学大学美術館で開催されている「黄土水とその時代」*1展。 藝大美術館はさほど会場面積は広くない美術館なので、展示も小規模ではあった。前室には当時の東京美術学校で教えていた藤島…
先日実施された華語文能力測験 (TOCFL)*1のBand Bの試験を受験してきた。TOCFLについては詳しくは公式サイトを見てもらうのがいいと思うけれど、簡単に書くと中華民国政府、正確には國家華語測驗推動工作委員會という団体が実施している中国語の検定試験だ。…
読み終える度に経過報告をしている気がするけれど、4冊目の客家語の教科書*1を読み終えた。この客家語分級教材シリーズ、それぞれの巻の対象学年がよく分かっていないのだけれど、1冊1年と仮定すると、この巻は小学校4年生向けくらいの内容なのだろうか。 《…
『ニューエクスプレスプラス 台湾語』*1自体の勉強は6月17日に一通り一周終わっていたのだけれど、この本に登場した全ての例文と単語のAnkiにおける新規カードの学習がついに完了した。 Anki 正直、単語数としてはこの本のものだけではまだまだ全然足らない…
前にも書いたけれど、私は今年度ウズベク語の講座を受講している。その授業で使われているのが『ニューエクスプレスプラス ウズベク語』*1なのだけれど、やっと最後まで一通り目を通すことができた。 『ニューエクスプレスプラス ウズベク語』 前期の授業ま…
otoyadiary.hatenablog.com みんぱくで「客家と日本」展を見たので大阪行の目的は果たしたのだが、時間があったので大阪中之島美術館に寄って「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」*1も見てきた。 春から夏にかけて東近美でも開催されていた…
otoyadiary.hatenablog.com 太陽の塔から出て、そのまま国立民族学博物館(通称みんぱく)に向かう。太陽の塔同様、万博記念公園の敷地内にある。ここで開催されている「客家と日本――華僑華人がつむぐ、もうひとつの東アジア関係史」*1を見ることが、今回の…
見たい展覧会があったので大阪まで行ってきた。ついでに太陽の塔の中に入ってきた。 はなだこのネギマヨ 大阪に到着してまず行くのは駅近くのはなだこ。ここはいつも行列が出来ているが、この日は15分くらい並ぶだけですんだ。大阪に行ったら必ず食べること…
3冊目の客家語教科書*1を無事に読了した。 《部編版客家語分級教材第三冊學生用書(四縣腔)》 ウズベク語の勉強に時間をとられつつ、何とか1日1章ずつ進めていき、10日くらいで1冊終えることができた。 取り立てて書くこともないのだけれど、少しずつ文章が…
山梨県立美術館で9月14日から始まった『山梨モダン1912~1945 大正・昭和初期に華ひらいた山梨美術』*1展にさっそく行ってきた。西洋美術の影響が顕著になってきた大正期から戦中までの山梨の洋画、日本画の流れを振り返る、意欲的な展覧会だ。 私は当時の山…
Ankiの話。前にも書いたけれど、私は7つ*1の言語について、毎日Ankiカードを回している。直近では1日あたり600~700枚程度のカードを回しており、毎日1時間半から2時間ほど時間がかかっている。 回さなければならないAnkiカードが残っている、という状態が精…
注音字母。注音符号や俗にボポモフォなどと呼ばれたりもする。中国語の発音を表記するのに使われる記号の一種で、ローマ字で書かれる拼音が主として中国で使われるのに対し、注音字母は主に台湾で使用されている。 主に官話の発音を表記するのに使われるが、…
板橋区立美術館で現在開催中(9月23日まで)の「館蔵品展 もっと魅せます!板橋の前衛絵画 シュルレアリスムとアブストラクト・アート」*1。見に行きたいなあと思いつつも、家からも駅からも遠いしなあ、と渋っていたのだけれど、青春18きっぷが1回分余って…
読了報告ブログのようになっているが、先日の記事で読了報告を行った客家語の教科書の続き*1を無事に読みおえた。 この本も小学生向けの教科書であり、まだあまり複雑な文法事項は出てこない。ただ、単語レベルではやはり覚えていない語がちょこちょこ出てき…
臺灣教育研究資訊網*1という台湾政府が発表した様々な論文や法令や出版物などが公開されているサイトで、客家語各方言の教科書も公開されているのを見つけた。分冊版になっており、各方言それぞれ9冊ずつ存在している。 ためしに第1冊*2をダウンロードして勉…
6月下旬からノートに書き写しながら読んでいた《客家話小王子》*1をすべて無事に読みおえた。 《客家話小王子》 全ページを通して完全に同じように読み進めていったわけではないのだけれど、色々試行錯誤した結果定着した書き写しの進め方は次のようになる。…
アマゾンで『現代ウイグル語四週間』*1が買えた。しかも恐らく新本を定価で。 どういう話かというと、大学書林から1991年に出版された本書は、現在おそらく絶版となっており、新本は流通在庫のみとなっていると思われる。また、アマゾンでも2021年ごろを最後…
駄菓子バー@自宅を開催するためにイオンモールに入っている駄菓子屋に買物に行ったとき、カルディにも寄った。そこでカップ焼きそばの香港式炒麺が目についたので買ってみた。 私はお湯を入れてその後お湯を切るタイプのカップ焼きそば全般があんまり好きで…
東京には駄菓子バーというものがあるらしいと聞いた。駄菓子が食べ放題で酒が飲めるらしい。面白そうだが、東京は遠いし、酒を飲むような時間に都内にいたら帰ってこられない。駄菓子を食べるために東京に一泊するのもさすがに酔狂にすぎる。 ということで、…
今週末で会期終了となる、山梨県立美術館の『-没後100年-富岡鉄斎 鉄斎と文人書画の優品』*1展に行ってきた。普段はそんなに日本画の展覧会には行かないのだが、本展はなかなか面白いという評判を聞いたので。 「富岡鉄斎展」山梨県立美術館 山梨県美所蔵…
ここで言う書面語とは単に書き言葉、程度の意味。飯田先生の『広東語の世界』*1を読んでいたところ、飯田先生は中国語の文章を広東語の音で読んでいらっしゃるということを知った。 本書では現在もその言語(方言)の音で文章語を読むという文化が残っている…
台湾旅行中の方が客家電視で客家語吹替版の『中華一番!』が放送されている、という情報をTwitter(自称X)で数日前に呟いていらっしゃった。ツイートにはテレビ画面を映した動画も添えられていて、確かに客家語で吹き替えられていた。 いいなあ、見たいなあ…
東京都美術館で開催中の『デ・キリコ展』*1、今月末で会期終了になってしまうのだけれど、駆け込みで見てきた。本当はもう少し早く見に行くつもりだったんだけれど、帰省前に人混みに行きたくないとかいろいろ理由があって割とギリギリに。 当初の日程だった…
実家を離れてもう10年以上になっていたのだが、先日重い腰を上げ、置きっぱなしにしていた色々なものを処分した。といっても、来年から数年間の国外滞在中に今の家に置いてある本などを預かってもらうための空間を空けるためなのだけれど。 楽器や家電など、…